(寄稿)[神戸鳥瞰虫探し]創業地人気に新潮流、大阪・神戸より阪神間か

 正月の炬燵(こたつ)では、かるた遊びよりもトランプ遊びを選択した家庭が優勢になったはずだ。その効果もあってか年初の株式市場は強気。景気動向は、新規の事業創業件数によっても判断できるが、過去2年は増加傾向にあった。ただ、その傾向には変化が生まれてきている。 雇用保険の新規適用事業所統計で見ると、神戸の中心地よりも大阪の中心地が、大阪の中心地よりも神戸と大阪の間=阪神間の方が人気を集めている。景気浮...

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(解説)神戸港は再び輝くのか 開港150年の年頭に

 読者のみなさま、明けましておめでとうございます。どうぞ本年も「神戸経済ニュース」をよろしくお願いいたします。 神戸港の開港は明治時代が始まった1868年の1月1日ですから、2017年1月から150年目に入ります。神戸開港150年を祝う1年にするということで、神戸市が記念行事を予定するのに加え、およそ30年後を見据えた「神戸港の将来像」を策定する計画です。かつて神戸港は世界の主要港でしたが、コンテナ取扱個数の世界...

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(解説)「阪急百貨店」ブランド、神戸で定着するか そごう神戸店を引き継ぎ

  神戸を舞台にした今年の重大ニュースを振り返る上で欠かせないことの1つは、そごう神戸店(神戸市中央区=写真)の事実上撤退だろう。そごう神戸店を傘下に収めるセブン&アイ・ホールディングス(セブン&アイ)は10月6日、エイチ・ツー・オー・ホールディングス(H2O)との資本業務提携の一環で、H2Oが同店舗の運営を引き継ぐと発表した。神戸・三宮の顔、そごう神戸店に「阪急百貨店」の看板を掲げる計画と伝わ...

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(寄稿)[神戸鳥瞰虫探し]神戸ビーフに2つのトランプ効果 高級感は高まるか?

 2008年のリーマンショック後に株価との連動性を高めているものに、牛肉価格動向がある。「神戸」がブランドとして世界で通用している牛肉だが、このところ一段と価格が上昇している。神戸ビーフの希少性などが根底にあるとはいえ今後、価格は一段と上昇する展開もありうる。  農林水産省の畜産物流通調査によると、神戸中央市場で和牛去勢枝肉1キログラムあたり卸売価格は2015年平均で3180円だった。これは全国10カ所ある中央...

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(解説)JR西日本は、どんな商店街にしたいのか明確に 元町高架下リニューアル

 いま東京の高架下は、ちょっとした注目スポットだ。高架下を活用した商業施設が相次いで開業し、新たな顧客を開拓している。鉄道会社にとっては新たな賃料収入の獲得と沿線活性化が同時にできて一石二鳥というわけだ。鉄道会社は営利企業だから自社で保有する不動産を活性化して利益を株主に還元するのは当然だ。だが、はたして元町高架通商店街(元町高架下=上の写真)のリニューアルも、最近話題の高架下と同じ要領でできるの...

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(寄稿)[神戸鳥瞰虫探し]関心は政策効果に移るかもしれない スタジオアタオ上場

 11月までの新規上場銘柄が発表された。今年初めての兵庫県下企業が入っている。神戸本社企業の新規株式公開(IPO)は2012年12月のアジュバンコスメジャパン以来になる。上場企業の多寡は、産業・雇用の活性化と投資機会を提供する上で重要だ。多くの自治体では、産業活性化に取り組んでいる。IPO企業数はその成果の指標にもなる。  11末に上場するスタジオアタオの本社は神戸市中央区。開示資料によれば、創業者の出身地...

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(寄稿)[神戸鳥瞰虫探し]10月の空に仰ぐのは物価か嘆きか

 気候の変動ぶりが激しい。9月の日照率は近畿で68%、降雨量は平年比172%(大阪管区気象台)だった。神戸に限れば日照率は30%だった。農作物にとっては悪天候。野菜の収量に影響が出始める。生産者にとっても、消費者にとっても良いことではない。 天候の変動が市場価格へ短期に反映されるのが野菜。9月の天候は、野菜栽培にとっては戦後最悪の環境だった。収穫減少が見込まれるので、価格が高騰してもおかしくはない。家計に...

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(解説)「べっぴんさん」に過度な期待は禁物 ドラマへの関心、40年前より薄い

 3日午前にNHKの連続テレビ小説(ドラマ)「べっぴんさん」の放送が始まる。半年間と長期間にわたって放送される神戸が舞台のドラマとあって、神戸市はじめ地元財界では、観光客の増加に向けて期待が高まっている。過去にもNHKのドラマをきっかけに観光客が伸びた経験はあるが、今回は過度な期待を持たないほうが良いだろう。NHKの朝のドラマ自体に注目する人の数が減っているためだ。 ■「べっぴんさん」関連行事...

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(寄稿)[神戸鳥瞰虫探し]妥協点探しはなおも将来課題 「介護」と「支援」

 2016年3月末時点で居宅介護サービスを受けている神戸市民は2万5400人。大阪市の4割水準だ。10年前は6割水準だった。高齢者人口が増加している中での認定者減少は、街の魅力とは何であるのかを考えれば興味あるテーマだ。 介護保険事業の運営財源は保険料と公費。運営主体者は市町村。介護水準の認定も運営者が行なっている。域内の人口構成には差があり、自治体自体の運営政策などによってサービス内容に地域間での差異が生...

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(解説)G7保健相会合、「世界に発信」できたか 問われた厚労省の問題意識

 11〜12日に神戸ポートピアホテル(神戸市中央区)を会場に開催した7カ国(G7)保健相会合では、成果文書として「神戸宣言」がまとめられたという。感染症対策や薬剤耐性菌、高齢化・認知症への対策と世界の保健に横たわる課題を改めて確認した形で、特に大きな対立点もなく会合を終えたとみられる。開催都市である神戸市も、医療産業の集積地として会合の円滑な運営に寄与したと評価できそう。ただ本当に神戸の魅力を世界に発...

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(寄稿)[神戸鳥瞰虫探し]風見鶏は男性を向く? 男女別の人口増減より

   7月の神戸市推計人口が153.7万人になった。2011年から13年にかけては154万人台で推移していたので増勢は一時の勢いを失っている。神戸市人口の増減で影響が大きいのは転出入数の社会的要因。女性がリードしていたこの増加要因にブレーキがかかっている。 2000年には神戸市の女性人口は、男性を9%程度上回っていた。それが、いまでは12%近く上回っている。神戸市の人口は増加局面で、女性の移入が支えになっていた。...

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Author:kobekeizai
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