TOAの4〜6月期、最終赤字2億9000万円 海外販売は増加
- 2017/08/02
- 21:20
音響放送機器のTOAが2日に発表した2017年4〜6月期の連結決算は、最終損益が2億9000万円の赤字(前年同期は4億円の赤字)だった。原材料費などの上昇で原価率は悪化したが、販管費の削減などに取り組んだ。前転同期に1億円超あった為替差損が、円安で大幅に減少したのも寄与した。
売上高は前年同期に比べ微減の81億円、営業損益は2億4600万円の赤字(前年同期は2億8900万円の赤字)だった。地域別売上高は海外が増加。日本が1%減の44億円だったのに対し、米国は3%増の9億円、欧州・中東・アフリカは2%増の10億円、アジア・パシフィックがは%増の14億円、中国・東アジアが31%減の2億円だった。
同社の国内顧客は学校や病院といった公共機関が多いこともあり、収益が年度末に偏りやすい傾向がある。18年3月期の連結業績予想は、純利益が前期比29%増の22億円などとする見通しを据え置いた。前期比2円減配の年20円とする配当計画も据え置いた。
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