ノーリツ、給湯機器の保守事業を本格展開 顧客LAN利用の通信機器も投入

20170730ノーリツ通信ユニット

 ノーリツは給湯機器の保守事業を本格展開する。従来の携帯電話回線を使った遠隔監視システムに加え、顧客のLAN(構内回線網)を利用してネット接続する遠隔通信ユニット(写真=ノーリツの発表資料より)を12月1日に投入。給湯器に加えて業務用ふろ給湯器、ろ過ユニット、24〜16号の小型給湯器も監視対象に加えるほか、遠隔監視プランの契約形態を多様化し、飲食店など小規模施設でも導入しやすくした。

 ノーリツの遠隔監視システムは、業務用機器の運転状態を常時監視し、故障が発生すれば修理受付窓口である同社のコンタクトセンターに自動で通知するサービス。修理担当者は現場に向かう前に機器の状態を知ることができるため、修理内容を予測することができ、修理が終わるまでの時間を短くできるメリットがある。高齢者施設や宿泊施設の増加で需要が増えているため、サービス展開の本格化を決めた。

 遠隔監視システムは従来、保証期間を延長する形態の保守契約でのみ適用してきたが、新たに監視だけをサービスするプランも展開。顧客のLANを利用すれば、価格は機器代など別で年1万800円からと費用を抑えることもできる。これまで通り機器の提案や設計施工に加えて、運用開始後にアフターサービスを充実させることで、新たな収益につなげる考えのようだ。

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