トリドール、丸亀製麺で「ジャンボオクラ天」を販売 国内協力農家で生産 

 トリドールホールディングス傘下のトリドールジャパンは26日、大きくても柔らかいオクラを使った天ぷら「ジャンボオクラ天」を同日発売したと発表した。沖縄、北海道、関西の一部を除く全国の丸亀製麺の店舗で販売する。食材のオクラは国内で同社の協力農家だけから調達した。トリドールジャパンは安全で高品質の食材確保を目的に、協力農家からの調達を増やす計画だ。

 同社は国内協力農家との取り組みを3年前に開始。丸亀製麺の天ぷらに適した野菜を農家と同社で話し合いながら、徐々に栽培の規模を拡大した。種苗選びなどと同時に、品質の統一などもあって生産指導の必要もあるが、現在の栽培品種は年10種程度。マイタケや万願寺とうがらしなど、国内店舗での需要をまかなえるほど収穫量を増やした食材も出始めた。今回発売したジャンボオクラ(写真=トリドールの発表資料より)は、兵庫県、茨城県、三重県、鹿児島県、長野県の農家が栽培した。

20170726トリドールのジャンボオクラ

 ジャンボオクラ天の販売価格は税込み110円。旬の食材を投入することが目的とあって、販売期間は地域ごとに異なるが概ね9月下旬までを予定する。果肉の甘みが感じられ、うどんと相性の良い天ぷらに仕上がったという。こうした取り組みは今後も増やし、年20種程度を協力農家だけから調達できるようにするのが当面の目標としている。

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