アジュバン、4〜6月期の純利益16%減 スキンケア好調も税金費用が増加

20170721アジュバン決算グラフ

 アジュバンコスメジャパンが21日に発表した2017年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比16%減の1億2300万円だった。スキンケア製品などが好調で増収だったが、子会社化した美容サロン向けシステム開発のエクシードシステムの段階取得に関する差益を前年同期に計上した反動や、税金費用の増加などが響いた。

 売上高は23%増の13億円、営業利益は21%増の1億9800万円。業務用製品を安価でネット通販にまわず非正規流通業者の問題が一巡し、出荷数が減速するなかでスキンケア新製品「ダイヤモンドジェイ」シリーズが伸びて収益の支えになった。エクシードシステムの収益寄与も大きかった。新卒採用に関する費用が膨らみ、販管費は増加した。

 18年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は引き続き1%増の3億3200万円を見込む。配当予想も期末24円の従来予定を維持した。

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