神戸市、神戸製鋼の石炭火力発電所計画で公聴会 8月20日
- 2017/07/19
- 22:25
神戸市は19日、神戸製鋼所が神戸製鉄所(神戸市灘区)で計画している石炭火力発電所の建設について公聴会を開催すると発表した。環境影響評価(環境アセスメント)法に基づいて8月10日まで公開している「環境影響評価準備書」を受けて、公聴会の開催要請があったため。公聴会で意見を表明する公述人も27日から8月9日まで募集する。
公聴会は8月20日午前10時から、神戸市灘区の灘区民ホール(5階大ホール)で開催。公述人が環境影響評価準備書の内容を元に、環境保全の観点から意見を表明する。公聴会の傍聴は自由だが、会場の収容人数は最大400人という。神戸市は27日に改めて公述人の募集を公告する予定だ。公述人の申し出がなかった場合は公聴会を中止する。
神戸製鋼は年内にも操業を停止する神戸製鉄所(写真)の高炉跡地に、発電規模で合計130万キロワットの石炭火力発電を計画。2021年から順次運転を開始する予定だ。同製鉄所は既に2基で140万キロワットを出力する石炭火力発電所があり、電力を供給している。人口密集地での大規模な石炭火力発電所は珍しく、環境団体などから排出物などに懸念の声が出ているという。
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