兵庫工業会と親和女子大が連携協定 製造業での女性活躍「重要な課題」

20210622工業会協定

 兵庫県内の製造業を中心に約350社が加盟する兵庫工業会(神戸市中央区)は22日、親和女子大学(神戸市北区)と人材育成や地域活性化などを目的とした連携協定を結んだ。同日午前に親和女子大で締結式を開いた。記者会見した兵庫工業会の宮脇新也会長(神戸製鋼所顧問、写真左)は、「ものづくり企業に対して女性の力を活用させていただくのは、企業としても社会としても重要な課題だ」と、卒業生の県内製造業への就職に対する期待を語った。兵庫工業会が女子大と連携協定を結ぶのは、今年2月の武庫川女子大学(西宮市)に次いで2例目。

 親和女子大は例年、卒業生の約4割が県内企業に就職。教員も含めると卒業生の約6割が県内に就職する地元密着型の大学だ。ただ、これまで製造業への就職は相対的に少なかった。宮脇会長は「特に文系学生は、ものづくり企業への就職をイメージしにくいのが現状」「まずは県下の優秀なものづくり企業を知っていただいて、将来の就職した姿をイメージしていただけるようにしたい」という。今後は親和女子大の学生を対象にした見学会やインターンシップ、経営者の講演会を企画したいとしている。

 親和女子大の三井知代学長(写真右)は、産業界からの女性に対する期待の高さを改めて認識したと示したうえで、「どういう学生を育てていかねばならないか、という課題を示されたということだと思う」と語った。さらに「自分たちがどういう力を持って、それをどう地域や社会に生かしていけるのかというのを大学で学び、また兵庫工業会との連携事業の中で(学生の力を)伸ばしていければと感じている」と話していた。締結式には兵庫県の宮口美範・産業振興局長も出席した。

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