シスメックス、遺伝子解析の英社を買収 個別化医療の技術基盤を強化

 シスメックスは31日、遺伝子解析の英オックスフォード・ジーン・テクノロジー(オックスフォードシャー州)を買収すると発表した。買収額は明らかにしていない。同社が保有する細胞遺伝学の分野での検査技術や試薬開発能力を獲得することで、遺伝情報を元に最適な治療法を探る「個別化医療」に向けた技術基盤を強化する。

 オックスフォード社は1995年に、遺伝子解析の手法「サザンブロッティングハイブリダイゼーション法」を考案したエドウィン・サザン氏が創業。細胞遺伝学検査の診断薬や研究用試薬の開発に強みを持つほか、遺伝子の配列を高速で大量に読み取る「次世代シーケンサー」向けの試薬なども開発する。2016年9月期の売上高は1970万ポンド(約30億円)。
 
 シスメックスが持つ検査を自動化するノウハウなどとの相乗効果も期待できるという。シスメックスは今回の買収で、今後普及するとみられる個別化医療の分野で、これまでになかった普及型の検査機器の開発などにつなげたい考えのようだ。6月中をめどに買収手続きが完了する見通し。2018年3月期の連結業績への影響は軽微としている。

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