さくらKCSの今期一転、純利益3%減に下方修正 金融機関向け受注減 

 さくらケーシーエスは21日、2017年3月期の連結純利益が前期比3%減の2億6000万円になりそうだと発表した。従来予想である24%増の3億3000万円から一転の減益見通しになった。金融機関などが情報化投資を抑える傾向が強まったことから、従来の想定よりも受注が減少する見込みになったという。

 売上高は1%減の234億円、営業利益は13%減の3億4000万円を見込む。従来予想はそれぞれ242億円、4億3000万円だった。一転して減収減益の見込みになった。コスト削減など販管費の圧縮で、売上高の伸び悩みを補えない見込みだ。

 年間配当計画は前期と同じ12円(うち中間6円)の予定を据え置く。

 同時に、さくらKCSは債権残高管理システムを提供するIT(情報技術)システムのアール・アンド・エー・シー(R&AC、東京都千代田区)と資本業務提携すると発表した。R&ACが提供する入金管理システム「Victory-One」を、さくらKCSが提供する「さくらUTOPIAクラウド債権管理ゲートウェイサービス」に組み込むことなどで合意したという。

 加えて、さくらKCSはR&ACに2000万円を出資し、同社の発行済み株式数の7.2%を取得。第4位の株主になる。
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