神戸市、新港第1突堤基部で再開発 集客施設や住宅など整備へ

 神戸市は新港第1突堤の基部(付け根)にある約3万4000平方メートルを再開発する。民間会社に「文化・集客・業務・商業・住機能等の複合再開発」を求めており、不動産会社や建設会社などの関係者向けの説明会を24日に開催した。貨物船の大型化に対応して荷役設備をポートアイランドや六甲アイランドなどに展開した結果、不要になった倉庫群を「豊かな生活空間」に作り変える。

20170524新港突堤基部の再開発位置

 再開発するのは神戸市中央区新港町の西部(地図=神戸市の発表資料より)で、以前は冷蔵倉庫などがあった。現在は神戸市が管理しており、再開発用地として1平方メートルあたり28万円以上の価格で売却する計画だ。用地内には江戸時代末期に私財を投じて乾ドック建設を試みた網屋吉兵衛の顕彰碑もある。売却先は価格や売却後の再開発計画などを審査して、9月上旬にも優先交渉権者を決定する予定になっている。

20170524神戸港マリーナ想像図

 周辺では第1突堤にはホテルや温泉施設が開業し、メリケンパークも再整備された。19日に神戸市が発表した「神戸港の将来像」では新港第1突堤と同第2突堤の間にマリーナ(レジャー用船舶の基地、図=神戸市の「将来像」より)建設も打ち出している。第2突堤自体の再開発も控えており、周辺施設との親和性や三宮など都心地域との行き来のしやすさなども意識した開発が求められそうだ。

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