ぎょうざ「ひょうたん」2月8日に営業再開へ クラウドファンディングで資金調達

20210118店舗写真

 昨年6月に閉店した神戸のぎょうざ専門店「ひょうたん」は、JR・阪神元町駅前の元町店が2月8日に、阪急三宮駅に近い高架下の三宮店が2月22日に、それぞれ営業を再開する。経営を引き受けたZIPANGU(大阪市北区)が18日に明らかにした。創業者の孫で、以前は三宮店の店長だった長塚仁孝さんが2店を切り盛りすることが決まった。再開に関連する資金を調達するクラウドファンディングも実施。ファンの力も借りて、「神戸の味」を復活させる。(写真は元町店)

 クラウドファンディングは専門サイト「キャンプファイヤー」で18日に開始。調達する資金は、ぎょうざを作る工場の設備を入れ替えるほか、店舗のリニューアルなどに充てる。目標金額は300万円だが、目標に到達したかに関わらず最終日の3月末までに集まった金額を調達する。返礼品は寄付額によって異なり、3万円コースが店内の木目ネームプレート設置権とぎょうざ100個引換券、10万円コースがシルバーのネームプレート設置権と22年3月末までの1年間に飲食代が1割引の会員券、50万円コースがゴールドのネームプレート設置権と飲食代3割引の会員券だ。

 「ひょうたん」は1957年に神戸・元町で創業。もっちりとした厚めの皮であんを包むのが特徴だ。八丁味噌をベースにしたぎょうざのタレ、みそダレに付けて食べる神戸風のぎょうざを代表する店として知られる。6月の閉店が発表された際には、SNS(交流サイト)などでも閉店を惜しむ声が目立っていた。再開後のメニューも、創業以来のレシピそのままの「ぎょうざ」のみ。他のメニューは、ごはんすら置かないスタイルをつらぬく。

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