久元神戸市長、神戸アニメストリート撤退「公費の無駄を反省しなければいけない」

 神戸市の久元喜造市長は17日の定例記者会見で、神戸アニメストリート(神戸市長田区)が撤退を検討していることについて「結果的に新長田活性化に投入した公費が無駄であったということですから、神戸市として反省をしなければいけない」と述べた。神戸アニメストリートは新長田地区の活性化策の一環で2015年3月に開業。神戸市は開業時に内装費用の約6000万円や家賃などに補助金を拠出したが、業績不振によって取引先に対する不払いなどが問題になっている。

 久元氏は、担当する住宅都市局から神戸アニメストリートが撤退を検討していると報告を受けたことを説明。そのうえで14年9月の計画発表から3年も経過しないうちの撤退に「事業者に委託契約を結んで、事業者が運営者を誘致して、運営者に対して家賃補助をするスキーム(枠組み)でよかったのか」「事業者の選定のやり方がよかったのかも含め、検証しなくてはならない」と強調した。

 一方で不払い問題の解決に向けて、多額の補助金を拠出した神戸市に積極的な関与を求める声があることについては、「補助金を出していることを理由として、不払いの解消を要求する法的根拠はない」と説明。ただ「神戸市が主体的にスキームを作って、結果的に誘致したケースですから、住宅都市局においては不払いを解消するように(神戸アニメストリートに)申し入れを行った」と明らかにした。

 新長田の活性化については神戸アニメストリートの開業以前にも、「鉄人28号」像の建設やポップカルチャー関連イベントを開催した。これらを踏まえ「これまで試行錯誤でいろんなことが行われてきたが、そういう取り組みだけでは不十分というふうに考えた」とも説明。このため19年度の完成を予定する兵庫県と神戸市の合同庁舎建設を、神戸アニメストリートなどと並行して検討してきたとして、改めて言及した。

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