旧オリエンタルホテルのビーフシチューを復刻 神戸メリケンパークオリエンタルホテル

20170502旧オリエンタルホテルのビーフシチュー

 神戸メリケンパークオリエンタルホテル(神戸市中央区)は神戸開港150年を記念して、旧居留地にあった旧オリエンタルホテルのビーフシチュー(写真=発表資料より)とコーヒーを復刻して6月1日から提供する。旧オリエンタルホテルは神戸開港間もない1870 年ごろに開業した日本で最も古い西洋式ホテルの1つ。阪神淡路大震災で閉店したが、伝統を受け継ぐ料理人らが残されたレシピで人気メニューを再現し、神戸で開花した洋食文化をたたえる。

 「オリエンタル・ビーフシチュー」は旧オリエンタルホテルで総料理長を務めた森光昭氏がレシピを残していた。コクの決め手に赤玉ワイン、トマトペースト、トマトピューレを使用して、レシピを忠実に再現する。牛肉は神戸ビーフの肩ロース(1人前80グラム)を使用する。付け合わせに小玉ねぎ、インゲン豆、ニンジン、フライドポテト、シャンピニオン(マッシュルーム)を付け合わせに使うのは当時と同じ。ナツメグとオールスパイスでエキゾチックに仕上げた。

 「オリエンタル・コーヒー」は今年創業85年目という日米珈琲(神戸市灘区)に、93年まで40年超も続いた旧オリエンタルホテルに納入するためのコーヒーのブレンドの比率や焙煎の度合いが手書きで残っていた。資料通りに主としてコロンビアとブラジルをブレンド。酸味が少ない一般的な豆を使用しているが、技術の進歩により当時よりも味が向上したという。

 旧オリエンタルホテルは古くから料理が評判で、欧米から神戸に訪れた外国人が同ホテルの食事を「本物の味」と評した例も多いという。95年の閉店まで神戸の洋食文化をけん引した。同ホテルで働いた料理人の多くは、95年7月に開業した神戸メリケンパークオリエンタルホテルへと移った。レシピを残した森氏も、神戸メリケンパークオリエンタルホテルの初代総料理長を務めた。

 同ホテル内のラウンジ&ダイニング「ピア」で12月末までの期間限定。シチューの価格はサラダ、パン、コーヒーなどが付いて消費税、サービス料含み4000円。コースのメーンとしてビーフシチューを選ぶ場合は1200円の追加料金になる。みなとこうべ海上花火大会の開催日など提供しない日もある。

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