垂水駅前の再開発で組合設立 高さ102メートルの複合ビル、野村不が参画
- 2020/09/08
- 02:02
野村不動産ホールディングス傘下の野村不動産は7日、同社が事業協力者として参加するJR・山陽垂水駅前(神戸市垂水区)の再開発事業で、地元の地権者らと再開発組合を設立したと発表した。設立は8月30日に開いた総会で決めた。野村不動産は今後、市街地再開発組合の組合員として住宅・商業保留床を取得する。
再開発事業はJR・山陽電鉄の垂水駅東口から北へ約100メートルにある約0.7ヘクタールの区域。既存の商店街通りに面し、垂水廉売市場を含む商業の集積地だ。現在は新たな土地の利用が難しい小さな敷地や、木造の老朽建築物が多く、防災面などでも課題があった。再開発で不燃化や耐震化などに取り組む。
今後は権利返還計画を作成し、認可を受けたうえで2021年に着工が見込まれる。24年の完成をめざしているという。住宅、商業施設、駐車場の複合ビル(北東から見た完成予想図=野村不動産提供)になり、建築面積は約3600平方メートル、延べ床面積は約4万500平方メートル、高さ約102メートルの計画。約280戸の住宅になる見通しだ。
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