フェリシモの今期、純利益6億円の見通し 減価償却費減り2期ぶり黒字に

20170410フェリシモ2017年2月期決算

 フェリシモは10日、2018年2月期の連結最終損益が6億6400万円の黒字(前期は75億円の赤字)になりそうだと発表した。売上高は減少を見込むが、前期に物流拠点を減損処理したことで今期は減価償却費が大幅に減る。年間配当金は5円(中間なし)と、2期ぶりに復配する計画だ。

 売上高は2%減の301億円、営業損益は6億3100万円(前期は4億9900万円の赤字)を見込む。延顧客数は前期を下回る見通しだが、商品力の向上で継続利用率の上昇を目指す。新たに始めたファッションブランド「haco!」が足元で順調に伸びているほか、海外からも注文を受け付ける越境EC(ネット通販)も積極的に展開する。

 前期の売上高は、前の期比11%減の309億円だった。定期便事業ではデザインを選べる販売スタイルに転換したことで、返品率が低下した一方で継続顧客数が減少した。さらに神戸市西区の物流施設について減損損失68億円を特別損失に計上。このため最終赤字も膨らんだ。

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