シスメックスと川重の共同出資会社が初の自社製品 高機能の手術台

 シスメックスと川崎重工業が共同出資したメディカロイドは28日、X線などで透視画像を撮影しながら実施するハイブリッド手術に対応した高機能の手術台「SOT-100 Vercia ヴェルシア手術台」(写真=発表資料より)を発売すると発表した。2013年に設立し、16年に本格稼働したメディカロイドで初の自社製品。同社が持つロボット技術を手術台に応用し、患者をさまざまな角度に素早く動かすことができる。

20170328メディカロイド手術台

 手術室内での位置と姿勢を自由に設定できるうえ、複数の位置を記憶することができる。麻酔時、撮影時、手術時といった具合に局面に応じて適切な場所を記憶させれば、それぞれの位置へ迅速、正確に患者を移動させられる。患者を移動させるための駆動部は、手術台の下に収まっており、医師や看護師らの作業の邪魔にもなりにくい。

 患者を乗せる部分は炭素繊維強化プラスチック(CFRP)で、手術台に乗せたまま透視画像を撮影することもできる。ハイブリッド手術でない一般手術への適用や、将来販売する手術支援ロボットと動作を連携する計画もあるという。

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