三宮再開発 地下街「さんちか」1〜3番街をリニューアル・神戸市20年度予算案
- 2020/02/16
- 01:49
神戸市は20年度から、JR・阪急・阪神・地下鉄海岸線の駅を結び、地下鉄西神・山手線への通路にも接続する地下街「さんちか」で1〜3番街のリニューアルに着手する。さんちかを管理運営する神戸地下街(神戸市中央区)と共同で、「鉄道間の乗り換え動線が分かりにくい」「滞留空間が不足している」といった課題の解消に取り組む。20年度は調査・検討の予算3000万円を計上した。21年度に詳細設計、24年度の工事完成をめざす。
さんちかは1965年に開業した。これまで何度も改装を実施し、2016年3月に「50周年リニューアル」が完成。美装化に加えて国の補助事業として耐震性も高めた。ただ店舗や通路などの区割りは1967年に現在の規模への拡張を終えて以来、基本的には変わっていない。開業当初はなかった地下鉄との接続などもあって通行者数も変化。三宮再開発を機に、利便性と施設の安全性を改めて検討する。
まずはJR三ノ宮駅、阪神神戸三宮駅、地下鉄三宮駅への通路に接続する1〜3番街を対象に検討する。20年度内には、乗り換え導線の強化と滞留時間の充実について、構造計画と施工計画を立てる。さらに安全性を向上させるため、火災が発生した時に延焼などの被害を抑制するための「防火区画」の再構築や、排煙装置の機能向上などに向けて調査する予定としている。
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