大丸、神戸店でも15日から「創業300周年祭」 櫻正宗・沢の鶴の先行発売も

 江戸時代中期の1717年(享保2年)に京都・伏見で呉服店「大文字屋」を開業してから今年で300周年になるのを記念して、Jフロントリテイリング傘下の大丸各店では15日から28日までの14日間に「創業300周年祭」を開催する。大丸神戸店でも記念セールに加え、「300」に関連したイベントなどを展開する計画だ。

 神戸店の記念行事で目玉になりそうなのは、大丸神戸店と旧居留地で25日に予定する「ヴォーグ・ファッションズ・ナイト・アウト」だ。各店舗で今春最新のドレスやスーツなどを紹介。大丸店内で開催するトークショーでは司会に雨上がり決死隊の宮迫博之さん、ゲストにファッションモデルの長谷川潤さんらが登場する。この日は各店舗とも営業時間を1時間延長し、午後9時までにする。

 大丸と同様に1717年創業で300周年になる櫻正宗(神戸市東灘区)と沢の鶴(同灘区)と連携するのは神戸店だけの企画。赤米を原料にしたサクラ色で発泡する櫻正宗と、全国新酒鑑評会のために仕込んだ最高級の沢の鶴を、地下1階の和洋酒売り場で先行発売する。このほか1階と地下2階の化粧品売り場では「300秒マジック」として5分間の化粧品体験を各ブランドで実施する。

 大丸神戸店は1995年の阪神淡路大震災で被災。97年に営業を全面再開した後は、そごう神戸店をしのいで百貨店の地域1番店になった。だがJフロントは、傘下のパルコが神戸進出を控えることもあり、大丸の創業300年祭を機に神戸地域での存在感を一段と高めておきたい考えのようだ。

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