神戸市、500スタートアップスに職員を派遣 民間との人事交流が増加

 神戸市は8日、起業まもない会社などに投資する米ベンチャーファンドの500(ファイブハンドレッド)スタートアップス(カリフォルニア州)に職員を派遣すると発表した。5月ごろから18年3月末までの間に係長級の職員1人を派遣。育成する起業家の選考や、育成・支援プログラムの運営などを学ぶ。現地で身につけた人脈やノウハウを神戸市が展開する起業支援にも生かすのがねらい。

 500スタートアップスは16年に神戸市で、日本で初めての起業家育成プログラムを展開。17年度は規模を拡大して展開する計画だ。同日の定例記者会見で久元喜造市長は「(500スタートアップスには)こうした申し出が世界中からあるそうだが、神戸は非常に重要なパートナーということで『受け入れましょう』ということになった」と説明した。

 久元氏は神戸市の人事制度について「閉鎖的な人材育成をしているのではないかと感じてきた」という。このため市長就任以来、民間企業との人事交流を徐々に拡大。16年度は神戸市に本社を置く米プロクター・アンド・ギャンブルの日本法人、ヤフー、(一財)大阪建築防災センターの3社に1人ずつを派遣。これら3社に加え17年度は500スタートアップスと三菱総合研究所にも派遣する。16年度から始まった兵庫県や淡路市との人事交流も続ける予定だ。

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