日銀神戸支店、景気の基調判断「緩やかな回復基調」を継続 生産・出荷は判断前進

20170111日銀神戸支店90周年ロゴ

 日銀神戸支店が3日に発表した管内の金融経済概況では、2月に引き上げた「緩やかな回復基調を続けている」とする基調判断を据え置いた。全体の需要は引き続き改善する方向との見方を維持した。そのうえで、生産・出荷動向について「横ばい」から「持ち直しつつある」との見方に上方修正し、景気に対する見方をさらに前進させた。

 生産・出荷の内訳では今回、産業用機械の持ち直しについて新たに言及した。加えて先月は記述した、定期修理に伴う鉄鋼の生産減少に関する影響について削除した。新型スマートフォン(スマホ)向けの増加で電子部品・デバイスが下げ止まっていると前月に続いて指摘。航空機は引き続き好調。食品では惣菜が好調で、食肉加工も持ち直しているとの見方を示した。

 一方、需要動向については個人消費が「一部に弱めの動きがみられるものの、底堅く推移している」との見方を据え置き。百貨店売上高やスーパーの既存店売上高は前年同月を下回ったことなどを反映した。半面、設備投資や住宅投資は改善する方向で、輸出は持ち直しているとの見方を示した。

 金融面は引き続き緩和的だ。神戸支店の管内金融機関による貸出残高が前年比1.4%増加した一方、貸出約定平均金利は前月比で0.004%低下の1.289%だった。預金残高は前年比2.9%増加した。

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