ドーンの6〜8月期、200万円の経常黒字を確保 クラウド利用料収入など増加

 地理情報システムを利用したコンサルサービスなどを手がけるドーンが11日発表した2016年3〜8月期の単独決算は、経常損益が200万円の黒字(前年同期は1200万円の赤字)だった。3〜8月期の経常黒字は2005年以来11期ぶりになるとみられる。「緊急通報システムNET119」を中心にクラウド利用料の収入が増加した。

 売上高は前年同期比53%増の1億5000万円、営業損益は100万円の黒字(前年同期は1400万円の赤字)だった。前期末時点で受注残になっていたシステムの受託開発を売上高として計上したのが寄与した。外注費などの製造原価を抑えられたことで、営業黒字も確保した。

 17年3月期の連結業績予想は据え置いた。引き続き経常利益は前期比17%増の1億3500万円を見込む。同社は期末の1〜3月期に収益が偏る傾向がある。
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