JR三ノ宮駅ビル、18年春に営業終了か 報道相次ぐ

 NHKは24日夕方に「JR西日本は、神戸市のJR三ノ宮駅の駅ビルについて、建て替えのため、来年3月で営業を終える方向で調整に入りました」と報じた。神戸ポートアイランド博覧会(ポートピア’81)が開催された1981年に開業し、ホテルや商業施設が入居する三宮ターミナルビル(写真)が営業を終了するという。

20170225三ノ宮ターミナルビル

 JR西日本は2018年3月期を最終年度とする中期経営計画で、19年3月期以降の取り組みとして三ノ宮駅と広島駅の駅ビル整備を掲げていた。ただ周辺では既に阪急電鉄が神戸三宮駅ビルの建設を始めたほか、神戸市役所2号館やそごう神戸店なども建て替えを検討していると伝わった。このためJR西日本もできるだけ早期に三ノ宮駅ビルに着手したいと考えたもようだ。

 神戸新聞(電子版)も24日夜にJR三ノ宮駅ビルの営業終了を報じた。だがNHKも神戸新聞も新たな駅ビルの概要については明らかになっていないとしている。今後は新ビルの計画に加え、ビルの建て替え期間中に隣接するポートライナーの三宮駅をどうするかなどにも関心が集まりそうだ。

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