神戸国際港湾会議が13日開幕 神戸とアジア各港、MOU締結が相次ぐ

20170212神戸国際港湾会議ワッペン

 神戸市と神戸開港150年記念事業実行委員会(会長・久元喜造神戸市長)が主催する神戸国際港湾会議が13日に開幕する。アジアを中心とした17カ国・地域の26港から代表者を招き、国際港湾が共通して抱える課題などについて話し合う。会議への参加者は総勢約100人になる見通し。神戸市では合意できた参加各港と物流に関する連携について積極的に覚書を締結。14日には参加各港による共同宣言の合意も目指す。

 12日は神戸入りした各港代表者との覚書調印が相次いだ。従来の神戸港との提携協定などに追加する形で、アジアを中心とした5〜10港と新たに覚書を締結したもようだ。神戸港はこれまで、米シアトル港、オランダ・ロッテルダム港、中国・天津港の3港と姉妹港友好港提携を結んでいた。天津港、武漢港、南京港とは技術交流の提携、ベトナムのハイフォン港とは相互交流促進で提携する。

 初日の13日は午前9時半から神戸国際会議場(神戸市中央区)で開会式を開催。久元神戸市長が主催者代表として挨拶した後、黒田勝彦・神戸大名誉教授らが基調講演。午後は「クルーズの展望」「アジア物流の展望」「港湾管理における環境政策」の3分科会に分かれて討議する。分科会終了後の交流会には国内の港湾関係者も参加する予定だ。

 午後には並行して、ポートライナー京コンピュータ前駅の近くにある神戸大学の施設(神戸市中央区)で「海洋産業セミナー」も開催。英国・スコットランドのアバディーン市長ジョージ・アダム氏が石油やガスなどの海洋産業について講演。隣接するオークニー諸島で先行する再生可能エネルギーでの発電事業などを参考に中小企業による海洋産業への参入について討論する。

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