参天製薬、iPS使った新薬候補で共同研究 理研・先端医療財団と

 参天製薬はiPS細胞を使った網膜疾患治療薬の開発に乗り出す。神戸医療産業都市に拠点を置く理化学研究所、先端医療振興財団(神戸市中央区)と、網膜色素変性症や加齢黄斑変性の治療薬開発で共同研究を始めたと発表した。期間は9月20日から3年間の予定だ。

 理研などは、滲出(しんしゅつ)型加齢黄斑変性と呼ばれる目の難病の治療を目的として、iPS細胞に由来する網膜細胞を移植する手術を世界で初めて成功させた実績がある。こうしたiPS細胞や網膜細胞に関連した理研などの持つノウハウを、治療薬の開発につなげるのがねらい。

 プロジェクトリーダーには、手術を成功させた理研の高橋政代・網膜再生医療研究開発プロジェクトリーダーが就く。研究担当者は参天製薬、理研、先端医療財団から7人を集める。研究施設は先端医療センター研究棟(神戸市中央区)を利用する。

 先端医療財団にとっては、神戸医療産業都市に蓄積されたノウハウを製薬会社に提案して創薬につなげる「創薬イノベーションプログラム」の第2例目。初の事例は同財団と明治ホールディングス傘下の「Meiji Seika ファルマ」(東京都中央区)と結んだ「自己免疫疾患と癌(がん)の創薬研究」だった。
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