神戸製鋼、2期連続で最終赤字の見通し 中国建機で引当金積み増し

 神戸製鋼所が2日、2017年3月期の連結最終損益が400億円の赤字(前期は215億円の赤字)になる見通しだと発表した。従来はトントンを見込んでいたが、2期連続の最終赤字に転落する。同社は12年3月期~13年3月期も2期連続の最終赤字だった。中国の建機事業で回収が滞っている債権が増えており、回収できなかったときのための引当金を積み増すことが響く。

 営業利益は93%減の50億円と、大幅な減益になる。従来予想の450億円から引き下げた。中国の建機事業での引当金を営業費用に計上するため。売上高は前期比7%減の1兆6900億円と、従来予想を据え置く。未定としていた期末配当金は、無配にすることも決めた。年間でも13年3月期以来4期ぶりの無配になった。

 神戸製鋼は中国事業を現地企業との合弁で進めていたが、これを17年10月をメドに解消することも発表した。債権管理を含む今後の進め方について意見の相違が明確になったためという。ショベル事業は全部、神戸製鋼が引き受ける一方で、ホイールローダー事業は全部、神戸製鋼が合弁相手の成都衆創実業発展(四川省成都市)に譲渡する。

 あわせて発表した16年4~12月期の連結決算は、最終損益が364億円の赤字(前年同期は138億円
の赤字)だった。鉄鋼の高炉改修に関する一時費用を計上したのと、中国建機事業の引当金が響いた。売上高は10%減の1兆2171億円、営業損益は42億円の赤字(前年同期は566億円の黒字)だった。

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