カルナバイオ株が連日のストップ高、取引時間中も値を付けず 新薬期待で

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 26日の東京株式市場ではジャスダックに上場するカルナバイオサイエンス(4572)が連日の急伸。前日同様に取引時間中は買い気配のまま値を付けず、大引けに制限値幅の上限(ストップ高)である前日比300円高の1362円で売買を成立させた。この水準には863万2800株(指し値32万3400株、成り行き830万9400株)の買い注文を残しだ。がん免疫療法の新薬開発を巡り、米製薬大手ギリアド・サイエンシズとライセンス契約を結んだことへの期待が続いた。

 契約に伴う一時金を受け取ることから2019年12月期の連結最終損益は2億1400万円の見込み。一株利益は20円12銭といい、PER(株価収益率)は既に67.7倍と、市場平均や医薬品業界などと比べて高い水準だ。しかし、研究の進捗状況に応じて受け取る報奨金(マイルストーン)など、来期以降への収入増に期待が高まっているとみられる。カルナバイオは25日、マイルストーンなどの総額は最大で4億5000万ドル(約472億円)になると発表していた。

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