首相、神戸市内での水素電力供給など言及 施政方針演説

20170122首相施政方針演説

 20日に召集された第193回通常国会の施政方針演説で安倍晋三首相(写真=首相官邸ホームページが公開した動画より)は、「ここ日本で未来の水素社会がいよいよ幕を開けます」と水素エネルギーの活用について言及。「来年春には、全国で100カ所の水素ステーションが整備され、神戸で水素発電による世界初の電力供給が行われます」と述べ、大林組と川崎重工業が予定しているポートアイランド(神戸市中央区)での電力供給事業に触れた。

 首相は経済の活性化に向けた規制改革の成果の一環として、水素エネルギーの活用が進展していることを強調。電力供給のほか「2020年には、現在の40倍、4万台規模で燃料電池自動車の普及を目指します。世界初の液化水素船による大量水素輸送にも挑戦します」と、川重が液化水素輸送船を建造し、オーストラリアから神戸空港島(神戸市中央区)に建設する水素の輸入拠点を結ぶ計画についても述べた。

 首相の施政方針演説で神戸市内での計画が相次いで紹介されたことから、久元喜造神戸市長は21日付でブログを更新し「名誉なことと感じています」と述べた。さらに神戸市内初の水素ステーションが3月に兵庫区で開業する予定であることも紹介し、「神戸から本格的な水素社会を始動させていく意気込みで取り組みます」と語った。

 水素エネルギーは使用時点で温暖化ガスを排出しないことから、次世代エネルギーの本命との見方がある。一方で現在は石炭から水素ガスを取り出すケースが多く、化石燃料依存との批判も出ている。

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