そごう神戸店、阪急百貨店などのH2Oが引き継ぎ H2O・セブン&アイは株持ち合い

20161006そごう神戸

 阪急百貨店と阪神百貨店の経営統合によって2007年に発足したエイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)は6日、セブン&アイ・ホールディングスと資本業務提携することで基本合意したと発表した。セブン&アイ傘下のそごう・西武が運営する神戸市内の2店舗「そごう神戸店」(中央区=写真)、「そごう西神店」(西区)に加え、「西武高槻店」(大阪府高槻市)をH2Oが引き継ぐことが柱だ。H2Oとセブン&アイの間で株式の持ち合いも実施する。

 セブン&アイが同日発表した2016年3〜8月期の連結決算では、そごう・西武による百貨店事業の営業損益が18億円の赤字だった。既存店売上高の減少に加え粗利益率が悪化、子会社で雑貨のロフトも減益。赤字幅は前年同期の8億6900万円から悪化し、百貨店事業は見直す必要があった。近畿圏では東京の店作りのノウハウが活かしにくいこともあり、地元を知る企業に運営を任せるのが得策と考えたようだ。

 一方、H2Oはハーバーランド(神戸市中央区)にあった神戸阪急を2012年3月に閉店して以来、百貨店事業では神戸地域に店舗がなくなっていた。1995年の阪神淡路大震災までは阪急電鉄の神戸三宮駅ビルに百貨店「三宮阪急」があったが、新たに阪急電鉄が計画した同駅の駅ビルはホテルとオフィスが主体。このため、そごう神戸店の引き継ぎが三宮駅前の一等地に店舗を獲得する格好の機会になるとみられる。

 店舗の引き継ぎに加え、近畿圏のコンビニエンスストア「セブンイレブン」では、H2Oのポイントサービスである「Sポイント」を導入。その他にも両社の顧客にとってメリットがあるような相乗効果のあるサービスを考えることでも合意したという。

 H2Oの発行済み株式数の3%程度の金額を念頭に両社で株式を持ち合うことで、事業を円滑に進めるきっかけにもするという。5日終値時点では57億円程度になるようだ。今後は基本合意に基づいて協議し、正式な契約に結び付ける。
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