久元神戸市長、神戸医療産業都市「全体を調整する組織を設立したい」 テレビ番組で

 神戸市の久元喜造市長は1日に放送したテレビ番組に出演し、神戸医療産業都市について「全体を調整する組織を今年は設立したい」との方針を示した。久元氏は「個々の機能は充実しているが、異なる機能が1つの場所に集積をしていることによるシナジー(相乗)効果が十分に発揮できていない」と指摘。このため各研究機関や企業、病院などが連携しやすくすることを目指す。家次恒・神戸商工会議所会頭(シスメックス会長兼社長)が、集積した企業のシナジーが重要と指摘したのを受けて話した。

 2017年には神戸医療産業都市にiPS細胞を活用して目の難病を治療する「アイセンター」が完成するほか、細胞培養施設、視力や視野の回復を目指すロービジョンケアの施設など整備が進む。スーパーコンピューター「京」の後継機も建設が決まった。各機関が円滑に連携することで、研究成果の事業化なども進みやすくなるとの見方を示した。そのうえで久元氏は「(神戸医療産業都市での)効果は神戸の既存産業にも移転するという視点も大事だと思う」と語った。

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