家次神商会頭、医療産業都市「3つのクラスターそろうの神戸だけ」 企業の厚み強調
- 2017/01/01
- 21:12
神戸商工会議所の家次恒会頭(シスメックス会長兼社長)は1日午前に放送したテレビ番組に出演し、神戸医療産業都市の強みについて「3つのクラスター(集団)がそろっているのは神戸だけ」と述べ、神戸に集まった医療関連の企業や研究機関などの厚みを強調した。3つの集団とは「メディカル(医療)」「バイオ(生命科学)」「シミュレーション」で、これで「非常に強みがある」との見方を示した。現在、神戸医療産業都市には2016年11月末時点で330社が進出している。
こうした企業の集積を背景に、健康・医療産業は新産業として「スタートが切れている状況」との見方を示した。最終的には「もの作りができる、それを世界に発信するといったことができるようになってくる」との見通しを述べた。ただ、そのためには3つのクラスターについて「どうシナジー(相乗効果)を出していけるか」が課題になると指摘。具体的には「コストをかけず、外から患者さんを呼び込むか」が鍵になるとの見解を語った。
家次氏は神戸での新たな産業について医療産業以外にも、航空機、ロボット、水素、エネルギーについて「新しい芽が出てきている」と評価した。これら以外に、機械やセンサーなどをネットにつなぐIoT、AI(人工知能)などの技術が普及しつつあり、「技術革新のスピートは非常に速く、それをどう早く取り入れてビジネスモデルを作っていくかが各企業の競争力になる」と指摘した。
家次氏は16年11月に神商会頭に就任。「1万1000の会員企業の要望をどう実現していくかが大事だと思っている」と述べ、神戸の経済活性化に向けて意欲を語った。
こうした企業の集積を背景に、健康・医療産業は新産業として「スタートが切れている状況」との見方を示した。最終的には「もの作りができる、それを世界に発信するといったことができるようになってくる」との見通しを述べた。ただ、そのためには3つのクラスターについて「どうシナジー(相乗効果)を出していけるか」が課題になると指摘。具体的には「コストをかけず、外から患者さんを呼び込むか」が鍵になるとの見解を語った。
家次氏は神戸での新たな産業について医療産業以外にも、航空機、ロボット、水素、エネルギーについて「新しい芽が出てきている」と評価した。これら以外に、機械やセンサーなどをネットにつなぐIoT、AI(人工知能)などの技術が普及しつつあり、「技術革新のスピートは非常に速く、それをどう早く取り入れてビジネスモデルを作っていくかが各企業の競争力になる」と指摘した。
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