7〜9月期の兵庫県GDP、2期連続マイナス 個人消費さえない

20161228兵庫県GDP3Q
 
 兵庫県が28日に発表した2016年7〜9月期の県内総生産(GDP、季節調整済み)は、物価変動の影響を除く実質で4〜6月期に比べ1.3%減少した。年率換算では5.3%減。2期連続で前の期を下回った。個人消費の低迷が続く中で、民間の在庫品が大幅に減少したのが響いた。円高進行による外需の後退も逆風になったようだ。

 構成比の約6割を占める個人消費「民間最終消費支出」が前期比0.7%増だった。2期ぶりに増加したとはいえ4〜6月期が1.4%減だったのに比べると反動増の鈍さが目立つ。構成比は小さいながら、在庫品の増加幅が大幅なマイナスになった(在庫品が減少した)のも重荷になった。4〜6月期は4四半期ぶりにプラスに転じた「民間企業設備投資」は、7〜9月期に0.6%増にとどまった。民間設備投資は0.4%増と2四半期ぶりのプラスだった。

 物価変動を考慮しない名目GDPは4兆9789億円と前年同期に比べ0.1%増加した。

 全国統計では8日に内閣府が7〜9月期の国内総生産(改定値)を発表。実質で前期比0.3%増と、3期連続の増加だった。

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