ワールド株が大幅続落で連日安値 地合い悪化で見切り売りが加速

20180823神戸株アイコン

 16日の東京証券取引所ではワールド(3612)株が大幅に続落。終値は前日比156円(6.93%)安の2096円だった。一時は2060円まで下落し、9月28日の新規上場以来の安値を連日で更新した。特に目新しい売り材料が見当たらない中、相場全体の地合い悪化などを受けて前日に年初来安値を付けた。このため個人投資家らの間で見切り売りが加速し、下げ幅が広がったとの見方が多い。

 新規上場から16日までに取引時間中の累計で約993万株の売買が成立した。一方、同社は新規株式公開(IPO)に伴い、1485万株の公募による自社株処分と約183万株の大株主による売り出しを実施しており、まだ売買が1回転してない計算だ。ひとまず上場来累計の売買高が、公募・売り出し株数を上回り、IPOで同社株を取得した投資家の売りが一巡したといえる段階まで、本格的な出直りは期待しづらいとの声も聞かれた。

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