住友ゴム、今期純利益24%減に下方修正 7〜9月期に中国で伸び悩み

20181107住友ゴム業績修正グラフ

 住友ゴム工業は7日、2018年12月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比24%減の355億円になる見通しだと発表した。従来予想の430億円から下方修正し、減益幅が拡大する。環境規制の強化などを背景として、7〜9月期に中国で販売が伸び悩んだことなどを通期予想に反映した。ブラジルレアルなど新興国通貨の下落も逆風。天然ゴム価格の下落による原価改善では補えない見通しになった。

 売上収益は1%増の8850億円、営業利益は11%減の600億円を見込む。従来予想は9000億円、680億円で、一転の営業減益見通しだ。世界での年間タイヤ販売本数は前期並みを想定。従来は前期比2%増とみていたが、7〜9月期に中国で販売が伸び悩んだのに加え、中国を含むアジアを中心として10〜12月期の販売見通しも引き下げた。期末に30円を配当し、年間配当は前期比5円増の60円とする計画は維持した。

 同時に発表した18年1〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比1%増の171億円だった。天然ゴムの国際価格が下落した恩恵を受けた。ゴルフクラブが好調だったスポーツも寄与。売上収益は3%増の6359億円、営業利益は12%増の336億円だった。

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