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シスメックス、今期純利益1%増の395億円に下方修正 4〜9期の販売伸びず

20181107シスメックス業績修正

 シスメックスは7日、2019年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比1%増の395億円になりそうだと発表した。従来予想である425億円から下方修正し、増益幅が縮小する。中国で検査試薬の販売に関する制度が変更になったことなどで、検査機器の販売が4〜9月期に想定通り伸びなかったのを通期の業績予想に反映した。

 売上高は6%増の3000億円、営業利益は微減の590億円になる見込み。従来予想は3100億円、620億円だった。2期ぶりの営業減益になる見通しだ。中国向けは免疫に関する検査機器で製造工程での不具合が発生し、一時的に出荷を停止したことも響いたという。このほか世界景気の先行き不透明感などを背景に、米国や欧州での販売計画も見直した。

 中国では検査機器を損失も覚悟で安く販売し、検査試薬の利益を厚めにして回収する販売方法が禁止になった。このため検査機器の販売価格を引き上げたところ、購入する病院側に予算措置がなく、買い替え需要を喚起できない状況になった。ただ7日に大阪市内で記者会見した家次恒会長兼社長は、「もともと人口の多い中国では今後の高齢化なども見込まれ、需要自体は堅調に推移するとみている」と述べ、下期以降の挽回に意欲を見せた。

 同時に発表した2018年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比1%増の194億円だった。従来予想の200億円をやや下回った。中国での販売方法の見直しや、出荷の一時的な停止などが影響した。売上高は4%増の1361億円、営業利益は2%増の285億円になった。

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