神戸港の輸出入総額、14カ月連続で前年比減 円安で前月比は大幅増・11月

 神戸税関が19日に発表した11月の貿易統計(速報)によると、神戸港を通じた輸出入の総額は前年同月比1.2%減の6834億円と、14カ月連続で前年同月を下回った。ただ10月の6308億円に比べて大幅に増加し、前年同月比での減少率は10月の16.9%減から急速に縮小した。米大統領選後に外国為替市場で米ドルに対する円安が進んだ影響で、円建てでの輸出入額が膨らんだとみられる。

20161219神戸港貿易統計201611

 月間の平均為替レートは1ドル=104円94銭と、前年同月の121円34銭に比べ16円40銭(15.6%=IMF方式)の円高・ドル安だった。ただ10月の平均為替レートである102円40円に比べると円安が進んだ。

 輸出額は前年同期比0.8%減の4261億円だった。輸出品目別では米国向けの有機化合物のほか、中国や台湾向け科学光学機器などが減少した。半面、韓国など向けの原動機と、英国向けの鉄道用車両は増加し、いずれも11月としては過去最高を記録した。

 輸入額は2.0%減の2572億円だった。減少した輸入品目は、中国からの衣類、中国や米国などからの有機化合物、マレーシアからの家電など。半面、米国からの無機化合物は前年同月に比べ倍増し、過去最高を記録した。

 輸出額と輸入額を差し引きすると、神戸港での輸出超過額は1689億円だった。神戸港の輸出入総額が全国に占める割合(国内シェア)は5.8%と、前月比で0.2ポイント上昇した。

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