神戸市長「おいしいアテでちびちび」 食欲の秋、旧居留地「食」関連の行事相次ぐ
- 2018/10/20
- 14:19
食欲の秋--。神戸都心のオフィス街である旧居留地(神戸市中央区)では20日、食に関する行事が相次いだ。150年前の神戸開港当時から各国の領事館や商館が立ち並んだ歴史もあり、現在はオフィス街。だが、この日は同時に開催されるイベントの間を、あちこちと行きかう人で平日をしのぐにぎわいだった。
東遊園地では「灘の酒と食フェスティバル in 神戸〜Go!Go!灘フェス〜」を開催。蔵元16社と食品15社が出店した。6月には国税庁が「灘五郷」を酒類の地理的表示(GI)に指定。輸出も伸びる灘の酒の魅力をうったえた。正午の乾杯セレモニー(1枚目の写真)であいさつした神戸市の久元喜造市長は、多様な酒の楽しみ方に触れ「私なんかは、おいしいアテ(つまみ)をいただきながら、ちびちびやるのが好き」と話していた。灘の酒造会社などで構成する灘五郷酒造組合(神戸市東灘区)と神戸ファッション協会(神戸市中央区)が主催した。
神戸朝日ビル1階の広場では、「第4回神戸パン祭り」(2枚目の写真)を開催。芦屋市のビゴの店などパンの名店11社と「神戸メロンパンご当地フード化計画」が出展した。さらに兵庫県政150周年記念のコーナーでは、県内各地の名産品を材料にしたパンを販売した。午前11時の販売開始前には行列もできたという。主催した兵庫県パン協同組合(神戸市中央区)によると、丹波の栗を使ったパンは特に人気で、割安感もあって10分ほどで売り切れた。昼をすぎても来場者は途絶えず、盛況だった。
大丸神戸店の東側を通る明石町筋では「旧居留地フリーウォーク」(3枚目の写真)を開催。キッチンカー6台が登場し、買い物ついでに、青空の下で普段とは違った昼食を楽しむ人らでにぎわった。さらにプロのヘアアーティストに髪をセットしてもらえる「青空ヘアアレンジ」や、ジャズのライブなどで旧居留地を訪れた人たちを楽しませた。大丸神戸店などでつくる旧居留地実行委員会が主催した。
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