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川重、鉄道車両事業の採算悪化などで下方修正 「車両事業再建委員会」を設置

20181019川重業績予想修正

 川崎重工業は19日、2019年3月期の連結純利益が前期比7%増の310億円になりそうだと発表した。従来予想である470億円から下方修正し、増益幅が縮小する。鉄道の車両を製造する車両事業で、資材費が想定以上に膨らんでいることなどが響く。同社が参画している飛行機用エンジンの製造で生じた負担増も重荷になる。円相場の下落による、利益の押し上げ効果では吸収できないという。

 売上高は4%増の1兆6450億円、営業利益は18%増の660億円の見通し。従来予想は1兆6500億円、750億円だった。車両事業では、米ロングアイランド鉄道向けで資材費の増加に加え、コスト削減が想定通りに進まなかったことなどで採算が悪化した。米ワシントン首都圏交通局向けでは、配線の施工不良がみつかり、納入済みの車両にも改修が必要という。国内でも想定通りにコスト削減が進まなかった。

 車両事業では前期に続いて大幅に業績が悪化したのを重くみて、川重は社長をトップに据えた「車両事業再建委員会」を10月上旬に設置。資材価格上昇への対策や、組織体制など事業尾あり方を検討する。加えて、航空機エンジンでは部品を製造しているロールス・ロイス社製ボーイング787用「Trent1000」に運航上の問題が発生したことで、負担金が発生。これを営業外費用に計上する。

 4〜9月期決算は30日の取引時間中に発表する。同社は4〜9月期の会社予想を発表していない。

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