ワールド株が大幅高 上期業績を上方修正、一転の増益を好感

20180823神戸株アイコン

 18日の東京株式市場ではワールド(3612)が大幅高。終値は前日比115円(4.46%)高の2696円だった。取引開始直後には2721円と、上場初日の9月28日以来およそ3週間ぶりの高値を付けた。前日大引け後に2018年4〜9月期の連結純利益(国際会計基準)が前年同期比14%増の33億円になったようだと発表した。従来予想である21億円から上方修正し、一転の増益見込みになったのを好感した買いを集めた。

 人員配置の見直しなどで人件費を削減するなど、経費削減が寄与。優先株式の償還や借入金の返済も進み、金融収支も改善した。収入を示す売上収益は従来予想をやや下回ったが、台風などによる一過性の影響としていることなどもあり、足元の収益性の改善に着目した買いが入りやすかったようだ。ひとまず当面の上値メドである初値の2755円を上回るかが焦点との指摘も聞かれた。

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