MORESCOの3〜8月期、純利益16%増 原材料高も日中で増益

20181012MORESCO決算グラフ

 MORESCOが12日発表した2018年3〜8月期の連結決算は、純利益が前年同期比16%増の7億8800万円だった。日本と中国で販売が伸びたことなどで、原材料高などのコスト増を吸収した。利益率はやや低下したが、増収を受けて最終増益を確保した。

 売上高は5%増の142億円、営業利益は5%増の11億円になった。国内の特殊潤滑油で主力のダイカスト用油剤が好調。顧客の生産状況が伸びて需要が高まったほか、新製品の拡販効果も寄与した。顧客の輸出が回復したことで、自動車ベアリング用グリースなども前年同期を上回った。

 19年2月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比5%増の17億円になる見通し。

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