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川重、新幹線の台車枠に亀裂で再発防止策を発表 リスク管理を強化など

 川崎重工業は28日、2017年12月に同社製の新幹線「のぞみ」の台車枠に亀裂が入った問題で、再発防止策を発表した。同社内の設置した「全車品質管理委員会」で調査した結果、問題が発生した原因を「過度な現場への依存」にあったと結論づけた。今後は問題が顕在化しやすくするための業務プロセスの見直しや、事前に起こりうる問題の対策を取るリスク管理の強化などに取り組む。

 業務プロセスを見直すポイントとしては、設計図面ができる前に関係部門が検証した結果を、製造関係書類などに確実に反映できるようにする。さらに設計上留意した点を材料調達、製造、品質保証といった下流工程でも理解できるようにする。リスク管理面では、重要な変更点は誰が見てもわかるレベルに明確化したり、品質保証部門による変更点の一元管理や情報共有などをできるようにする。

 同日午後に川重の金花芳則社長が神戸市内で記者会見して発表した。金花氏は記者会見の冒頭で、乗客やJRに対し「多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことを改めて深くおわび申し上げます」と陳謝した。改めて処分などを実施するのかとの質問には、既に2月28日に社長らの役員報酬返上などを発表済みで、新たな処分はないと答えた。

 2017年12月11日に東京行き新幹線「のぞみ」は、川重が製造した台車枠に亀裂がみつかり名古屋駅で運転を取りやめた。国土交通省は新幹線で初の重大インシデントに認定。本来は7ミリメートル必要な台車枠の鋼板の厚さは、製造工程で溶接しやすいように最も薄い部分で4.7ミリメートルにまで削られていた。

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