上山ワールド社長「業界再編は少なからず起きると思っている」13年ぶり再上場

20180928ワールド上場セレモニー

 28日に東京証券取引所の市場第1部(東証1部)に新規上場したワールドの上山健二社長は同日、東証で記者会見し、「業界再編は少なからず起きると思っている」と述べ、現在の競争環境の厳しさについて語った。「ファッション業界は成熟化は現に進んでいる」「オーバーサプライ、オーバーストアの状況は続いていると考えている」と現状を説明。一方で「ただ、私どもは3年前から構造改革に取り組んで、低収益の店舗をなくし、戦える体制にした」と同社の収益性を強調した。

 公募・売り出し(公開)価格を下回る初値を付け、その後も株価が低迷したことについては「広く投資家のみなさまの厳しい評価として厳粛に受け止めたい」と語った。そのうえで「せっかく上場したのだから強烈に株価を意識した経営をしていきたい」「なんとしてもお客様の期待に答えると同時に、株主の期待にも答えたいというのが今の気持ちだ」と強調した。

 記者会見を前に、東証アローズ(旧立会場)のステージで上場セレモニーを開催。上山氏が東証の小沼泰之常務から、上場通知書を受け取った(写真)。続いて記念撮影や、上場記念に鐘を打ち鳴らす行事などを開催した。

 28日の東京株式市場でワールド株の初値は2755円と、公開価格の2900円を5%下回った。一時は2600円まで下落したが、その後はやや下げ渋り、終値は2680円だった。

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