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(解説)12年ぶり日本で開催、EV国際会議を神戸で 一般の試乗も可能・30日から

20180924EVS30ドイツ

※台風接近のため9月30日の試乗会・展示会は中止になりました。10月1日から順次開始されます(9月30日追記)

 日本自動車研究所(東京都港区)は30日から10月3日までの4日間、電気自動車(EV)や関連する機器・システムなどに関する国際会議「第31回国際電気自動車シンポジウム・展示会&EV技術国際会議2018」を神戸国際会議場・神戸国際展示場(神戸市中央区)で開催する。展示会や試乗会も2日まで併催。論文の発表は口頭発表とパネル発表を合わせて300件、展示会には200社・団体が参加とEV関連では世界最大級の行事だ。日本では2006年の横浜以来12年ぶり3度目の開催になる。(写真はドイツ・シュツットガルトで開催した昨年の様子=日本自動車研究所提供)

 一般でも参加できる試乗会は30日の午後から10月2日まで。1号館前や市民広場などを会場にして、国内外のメーカーが開発した最新のEVに試乗できる。乗用車は国内外の10社16車種、2輪車はアシスト自転車含む4社5車種、日野自動車のバスなどに試乗または同乗体験でき、乗り心地を試せる。著名なモータージャーナリストによる解説なども開催する予定という。参加費は無料で、当日現地で展示会の入場登録をすませれば参加できる。

 展示会は神戸国際展示場の1号館と3号館で開催する。出店する約200社・団体のうち世界最大の自動車メーカーの一角を占めるトヨタ自動車は、今年1月に発表した多目的に使える移動サービス用EV「e-Palette Concept」の試作車や、燃料電池車の「MIRAI」を展示。非接触充電のデモなどを予定する。電動化を機に自動車メーカーから動くもの全般に関わる会社「モビリティ・カンパニー」に変ぼうすることを強調する展示になるという。

 神戸の地元企業では住友ゴム工業や神戸製鋼所などが出展を予定する。住友ゴム工業の展示ブース(図=住友ゴム提供)では、昨年の東京モーターショーで発表した新たなタイヤ開発の方向性「SMART TYRE CONCEPT(スマートタイヤ・コンセプト)」について映像や試作品を展示。このうちタイヤが路面状況を周囲の車に知らせるなど、センサーとして活躍するようになる技術を1日昼に予定する同社のセミナーで紹介する。神戸製鋼所はブース出展に加え、2日午後に子会社コベルコ科研と共同のセミナーを予定しており、EVの開発を加速するための設計支援技術を紹介するという。

20180924EVS31住友ゴムブース

 メーカーだけでなく出展社・団体は幅広い。兵庫県は、県条例にによってディーゼル車の運行規制を実施したことなど自動車公害対策の歩みパネル展示するほか、アースリサイクル(神戸市兵庫区)や住友金属鉱山などの協力を受けて、次世代の自動車関連企業の技術を紹介する。このほか英国大使館のセミナーでは英国の自動車産業の情勢・動向などが紹介される予定だ。

 主催者では一般の試乗希望者なども含め約3000人の来場者を想定している。経済効果は会議による旅行需要の喚起といった波及効果ばかりでなく、神戸市や周辺の関連産業を刺激することにもなりそうだ。ただドイツで昨年に開かれた前回の同国際会議・展示会は出展者数が354社・団体、参加者数は約5200社だった。今回はややスケールダウンすることになる。関係者の間では会場の狭さが指摘されていた。改めてコンベンション施設の更新も意識させる機会になったかもしれない。(神戸経済ニュース 山本学)

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