トーホーが発表した８月の売上高動向は、全店ベースで前年同月比3.8％増だった。６カ月連続で前年同月を上回った。主力の業務用食品卸売事業は昨年11月に買収したシンガポール、マレーシア事業の寄与もあり、３カ月ぶりに前年同月を上回った。さらに食品スーパーで新店舗や改装店舗が好調で、売上高を押し上げた。

　食品スーパーは６月にオープンした、かりばプラザ店（神戸市西区）の寄与に加え、改装した志染駅前店（三木市）が好調だった。ただ既存店ベースでは競争激化で前年同期比1.2％減になった。

　キャッシュアンドキャリー（業務用食品現金卸売り、Ｃ＆Ｃ）事業は0.7％減と、15カ月連続で前年同月を下回った。不採算店の閉店による店舗数の減少などが響いた。ただ店舗での販売は好調で、既存店ベースでは2.1％増と、昨年８月以来１年ぶりに前年同月比プラスを確保した。

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