神戸市、市街化調整区域の開発許可基準を見直しへ 摩耶山で再開発しやすく

20180823久元喜造市長記者会見

 神戸市の久元喜造市長(写真=神戸市が公開した動画より)は22日の定例記者会見で、「できるだけ早く神戸市の市街化調整区域の開発許可基準の改定を行う」との方針を明らかにした。環境省が瀬戸内海国立公園のうち、摩耶山上にあたる地域の公園計画を改定。「第1種特別地域」から「第2種特別地域」に変更し、建築物を新築しやすくなったことなどを受けた措置。久元氏は「まだ最終決定でない」としながらも、作業を急いでいると説明した。

 久元氏は公園計画の変更について「従来から要望してきた内容なので歓迎したい」との見解を示した。そのうえで「自然公園法に基づく規制緩和と、神戸市の市街化調整区域の開発許可の規制緩和の両方を上手に組み合わせて、良好な自然環境を保全しながら、六甲山の活性化につながるような取り組みにしていきたい」と話した。

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