R&I、シスメックスの発行体格付けを「AA-」に格上げ

 格付投資情報センター(R&I)は22日、シスメックスの発行体格付けを「AA-」(ダブルAマイナス)に見直したと発表した。従来の「A+」(シングルAプラス)から1段階引き上げた。「順調に収益基盤が拡充しており、AA格に相応(ふさわ)しい状態になっている」と判断した。

 R&Iはシスメックスの事業構造について、血液中の赤血球などを数える検査「ヘマトロジー」への依存が強いとしながらも、「機器の設置台数を積み上げ、好採算の専用試薬とサービス&サポートで稼ぐ事業モデルにより、高水準で安定した収益性を維持できている」と評価。収益力の高さなどに加え、「保守的な財務運営方針であり、強固な財務基盤が崩れることは考えにくい」との見通しを示した。

 R&Iの発行体格付けは、格付けの対象である会社や団体などの、すべての金融債務についての総合的な債務履行能力に対する意見と定義している。最上位は「AAA」(トリプルA)で、一般にはトリプルB格以上の発行体による債券を投資適格とするケースが多い。

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