ワールド、今期純利益22%増の見通し 経費削減や優先株の償還で
- 2018/08/22
- 18:23
9月28日に東京証券取引所に新規上場するワールドは22日、2019年の連結純利益(国際会計基準)が前期比22%増の82億円になりそうだと発表した。増収幅が小幅にとどまるなかで、継続的な経費削減に取り組む。加えて今期中に優先株を全額償還する予定とあって、支払利息に計上してきた優先配当の負担が前期比で6億6200円軽くなるのも寄与する。
売上高に相当する売上収益は1%増の2490億円、営業利益は8%増の142億円を見込む。7月の西日本で発生した豪雨の影響などが逆風。ブランド事業と投資事業での店舗の売上収益は、前年比5.6%減になる見通し。ただM&A(合併・買収)で連結対象になった事業が寄与し、前期比増収を確保する。ネット通販(EC)の伸びは5.9%を想定。前期の14.2%に配送料値上げを考慮して保守的に見積もったとしている。
同時に示した2018年4〜6月期の連結業績は、純利益が前年同期比7%増の39億円だった。人件費を中心とした経費支出の見直しが奏功。借り換え費用の減少などで金融収支が改善したことも寄与した。売上収益は1%増の609億円、営業利益は6%増の66億円になった。
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