井本商運、「なとり」を京浜〜苫小牧に投入 輸入貨物輸送の増加に対応

20180814井本商運なとり

 内航コンテナ大手の井本商運は、20フィートコンテナ換算で最大670個を積載するコンテナ専用船「なとり」(写真=井本商運提供)を京浜〜苫小牧の航路に投入した。なとりは12日に苫小牧に初入港。同航路で運航する船舶を大型化し、北米から輸入した貨物を京浜港から北海道向けに輸送する需要の増加に対応する。なとりは7月まで同社の主力航路である京浜〜神戸〜博多・門司で運航していた。

 京浜〜苫小牧には従来、400個積みの「さくら」が就航していたが、コンテナ個数で約1.5倍、重量で約2倍の輸送力増強になる。輸入木材など重量物の輸送需要の増加に加え、輸入食品を京浜港から北海道向けに運ぶ需要も増えているため、リーファー(冷凍・冷蔵)コンテナを積載する能力の大きいコンテナ船の就航も求められていたという。

 井本商運は京浜〜神戸〜博多・門司の航路に7月、なとりと同型の新造船「ながら」を投入。400個積み「しげのぶ」と2隻の体制にして同航路を強化した。今後も輸送需要を見極めながら船舶の大型化を進め、輸送需要の増加などに対応する考えだ。

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