川西倉庫の4〜6月期、純利益29%減 海外倉庫で経費増などで

20180810川西倉庫決算グラフ

 川西倉庫が10日発表した2018年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比29%減の1億1500万円だった。コーヒー豆や食料品の取り扱いが増え、神戸港での港湾運送業務が堅調に推移したことなどで増収になった。だが、国内営業倉庫の大型修繕や、海外子会社の倉庫で経費が想定を上回ったことなどが響いた。

 売上高に相当する営業収益は6%増の58億円、営業利益は10%減の1億6700万円になった。国内事業では貨物の取扱高が増加して営業収益が7%増の50億円。海外事業は前年同期並みの営業収益7億6500万円を確保したが、海外子会社の倉庫での経費増が影響して、400万円の営業損失を計上した。

 19年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比10%減の4億4000万円を見込む。年間配当は12円(うち中間6円)の予定だ。

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