兵機海運、今期純利益15%減に上方修正 鋼材輸送が順調、ロシア航路も好調

20180808兵機海運決算グラフ

 兵機海運は8日、2019年3月期の連結純利益が前期比15%減の2億6000万円になりそうだと発表した。従来予想の2億5000万円から上方修正し、減益幅が縮小する見通しだ。内航船は4〜6月期に主要な貨物である鋼材の輸送量が順調に推移した。外航でもロシア航路が好調で、想定を上回ったことから通期予想を見直した。

 営業利益は41%増の4億8000万円を見込む。従来予想は3億8000万円だった。国内で建設工事が増えていることから、鋼材運搬の需要も増加。運行効率の改善につながっているという。港運・倉庫事業でドライバー不足によるトラック輸送コストの上昇などを吸収する。一方で売上高は5%増の140億円になる見通しを据え置いた。

 同時に発表した2018年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比82%増の1億3000万円だった。輸送量の増加による増収効果で、燃料高によるコスト増を補った。売上高は11%増の36億円、営業利益は76%増の1億6400万円になった。配当計画は引き続き未定とした。

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