神栄の4〜6月期、最終赤字3400万円 繊維関連の低採算取引を縮小で減収

20180731神栄決算グラフ

 神栄が31日に発表した2018年4〜6月期の連結決算は、最終損益が3400万円の赤字(前年同期は8200万円の黒字)になった。低採算の取引を縮小する事業構造改革に取り組んだことで、繊維関連の売上高が大幅に減少したことなどが響いた。営業利益は前年同期比93%減の1800億円だった。

 売上高は5%減の103億円。事業分野別の売上高は、繊維関連が41.5%減の13億8100万円、食品関連が11.2%増の71億1100万円、建設資材や機械機器などをあつかう物資関連は1.5%減の7億5600万円、ホコリセンサーの在庫調整などが影響した電子関連は19%減の10億6000万円だった。

 19年3月期の連結業績予想は、従来予想を据え置いた。純利益は前期比2.2倍の3億5000万円を見込む。年間配当予定の30円も維持した。

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